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その他外科施術

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小陰唇縮小術とは

小陰唇縮小は、肥大している「小陰唇(外側にあるヒダ部分)」の形状や大きさを整える施術です。

小陰唇の大きさには個人差があり、生まれつきや出産などによって左右差が生じたり、肥大化するケースも少なくありません。小陰唇が大きいことで、下着に擦れて痛みやかゆみが生じたり、見た目にコンプレックスを抱える方もいます。

小陰唇縮小では、余分な小陰唇を切除して自然な形状に整えることで、見た目によるお悩みはもちろん、痛みや不快感などの改善も期待できます。

小陰唇縮小術がおすすめの方

小陰唇縮小術のメリット

バランスの取れた見た目になる

余分な小陰唇を切除し、縫合の際に形状を整えることで、バランスの取れた仕上がりが期待できます。「小陰唇が大きくヒダも目立つ」「左右差が気になる」といったお悩みに対し、自然な形状へ整えることで、コンプレックスの軽減につながります。

また、切除範囲などの細かなデザインは、施術前に医師と相談できるため、理想とする形にあわせた仕上がりを目指すことが可能です。

黒ずみを改善し清潔感のある仕上がりに

小陰唇が肥大化すると、摩擦や刺激により黒ずみが生じやすくなります。小陰唇縮小術では、黒ずみが目立つ部分の切除も可能なため、術後は色ムラの少ない清潔感のある仕上がりが期待できるのも特徴のひとつです。

ただし、切除範囲によってはすべてを取り除くことが難しい場合もあり、希望するデザインによっては黒ずみが一部残る可能性もあります。

デリケートゾーンを清潔に保ちやすくなる

小陰唇縮小術によって重なりや突出が改善されることで、ヒダ部分に汗や分泌物がたまりにくい状態になります。その結果、蒸れやにおい、かゆみといった不快感が軽減され、デリケートゾーンを衛生的に保ちやすくなるのも大きなメリットです。

また、生理時の経血がヒダに付着しにくくなるほか、排泄後の拭き取りもしやすくなるため、日常的なケアが楽になります。清潔な状態を保ちやすくなるため、かぶれや不快感も防ぎやすくなり、デリケートゾーンの衛生環境も整いやすくなります。

小陰唇縮小術のデメリット・リスク・副作用

術後しばらくは性交渉を控える必要がある

術後は傷口が完全に治癒するまでの期間、感染を予防するために性交渉を避ける必要があります。目安としては傷口が安定してくる1カ月程度ですが、回復の状態によってはそれ以上かかるケースもあるため、検診で医師に問題無いかを確認してから行うようにしましょう。

機能面への影響が出ることも

非常にまれではあるものの、小陰唇縮小の術後、機能面に影響が出る可能性はゼロではありません。

小陰唇の付け根付近には、うるおいを保つための分泌腺(バルトリン腺)が存在し、性交時の摩擦を軽減したり、精子の通過を助けるなど生殖機能にも関わる役割を担っています。

施術時に誤って損傷させると、性交渉に痛みが生じたり、妊活に影響を与えたりする可能性も否めません。そのため、施術においては慎重な手技が求められます。

小陰唇縮小術のダウンタイム

小陰唇縮小術のダウンタイムは、1〜2週間程度が目安です。術後は腫れや軽い出血が見られるものの、多くの場合は時間の経過とともに徐々に落ち着いてきます。とくに術後3日前後は腫れがピークになるため、可能であれば安静にしてお過ごしください。

シャワーは翌日から可能ですが、湯船への入浴や患部に刺激を与える自転車の運転などは、傷口が安定してくる7日目前後までは控える必要があります。

また、血流を促進する激しい運動や飲酒も、回復を妨げる可能性があるため、術後しばらくは控えていただくことをおすすめします。

副皮切除術とは

副皮切除術とは、クリトリス(陰核)の左右にある「副皮」というヒダの余分な部分を切除する施術です。

副皮は誰にでもあるわけではなく、まったく存在しない方もいれば、左右で発達の度合いに差がある方もいるなど、個人差の大きい部位です。副皮が肥大していると、皮脂や分泌物が隙間にはいりやすくなり、蒸れやにおいの原因になるケースも少なくありません。

副皮切除術によって余分なヒダを整えることで、見た目が整うだけでなく、衛生面や不快感の改善が期待できます。

副皮切除術がおすすめの方

副皮切除術のメリット

においやムレの軽減につながる

副皮部分に分泌物や皮脂がたまると、においやムレの原因になりやすく、通気性の悪さからかゆみや炎症を引き起こすこともあります。

副皮を切除することで空気の通りがよくなり、蒸れにくくなるため、日常的な不快感の軽減が期待できます。とくに生理中や夏場など、ムレやにおいが気になりやすい時期には、不快感の軽減をより実感できるでしょう。

セルフケアがしやすくなる

余分な皮膚が切除されることで、デリケートゾーンの凹凸が抑えられ、排泄後の拭き取りや日常のお手入れがしやすくなります。分泌物がたまりにくくなることで、清潔な状態を保ちやすくなり、かぶれやにおいなどのトラブルも防ぎやすくなります。

見た目の改善ができる

肥大した副皮を切除することで、ヒダの重なりや左右差が目立ちにくくなり、デリケートゾーン全体がすっきりとした印象になります。

また、見た目が整うことで、パートナーとの関係にも自信が持てるようになるなど、気持ちの面でも前向きな変化が期待できます。

副皮切除術のデメリット・リスク・副作用

術後は違和感や刺激を感じやすい

副皮周辺は神経が比較的敏感な部位のため、術後に痛みや腫れ、突っ張るような感覚が出ることもあります。また、排泄時にヒリつきやしみるような刺激を感じるケースもありますが、一般的に数日程度で徐々に落ち着いてきます。

一時的に赤みや硬さが気になる場合も

副皮切除を行った後は、患部に一時的な赤みや硬さが生じる可能性もあります。多くは時間の経過とともに改善し、硬さも徐々にやわらいできますが、体質や回復のスピードによっては落ち着くまでに数週間かかることもあります。

基本的に過度な心配は必要ありませんが、万が一ダウンタイム期間が経過しても症状が改善しない場合は、医師へご相談ください。

副皮切除術のダウンタイム

副皮切除術のダウンタイムは、1〜2週間ほどが目安です。術後は腫れや軽い痛み、ヒリつきが出ることもありますが、時間の経過とともに落ち着いていきます。シャワーは翌日から可能ですが、入浴や激しい運動、性交渉は1週間〜1カ月ほど控えるようにしましょう。

大陰唇縮小術とは

大陰唇縮小術とは、外陰部のふくらみを形成する「大陰唇」の余分な皮膚や脂肪、たるみなどを切除し、すっきりとした形に整える施術です。

大陰唇は加齢や出産、体重の変化などで形状が変化しやすい部位のひとつです。とくに加齢によりコラーゲンやエラスチンが減少してくると、弾力やハリが低下し、たるみが目立つようになります。

大陰唇縮小術では、こうしたたるみや肥大化を丁寧に整えることで、見た目の改善はもちろん、摩擦による不快感や肌トラブルの予防につながります。

大陰唇縮小術がおすすめの方

大陰唇縮小術のメリット

アポクリン汗腺の切除でにおいを軽減

大陰唇縮小術では、余分な皮膚とともに、においの元となるアポクリン汗腺の一部を切除することが可能です。これにより、デリケートゾーン特有のにおいを軽減できる可能性があり、においが気になりやすい方にとっては嬉しいメリットのひとつといえます。

下着の摩擦による色素沈着の予防

大陰唇が肥大していると、下着との摩擦が起きやすくなり、色素沈着による黒ずみの原因となります。大陰唇縮小によって余分なふくらみを取り除くことで、摩擦の軽減が期待でき、色素沈着の予防にもつながります。

デリケートゾーンのリフトアップが期待できる

出産や加齢などの影響でたるんだ大陰唇を切除し、自然なふくらみを形成することで、ピンっと張ったようなハリ感が生まれ、見た目が引き締まった印象になります。また余分なたるみが改善されることで、ボリューム感も抑えられるため、ナチュラルな見た目に近づきます。

大陰唇縮小術のデメリット・リスク・副作用

大陰唇はもともと左右非対称であることが多く、施術後はわずかな差が残る可能性もあります。

また、切除部位が大きすぎるとボリュームが減りすぎてしまい、必要なふくらみまで失われてしまうケースもあるため、デザインや切除量については事前にしっかりと医師と相談することが大切です。

まれではありますが、術後の炎症によって排出時に違和感が生じる場合もあります。多くは時間の経過とともに改善しますが、症状が長引く際は医師へご相談ください。

大陰唇縮小術のダウンタイム

術後しばらくは腫れや内出血、軽い痛みが生じることもあります。とくに術後2〜3日は腫れが強く出ることもありますが、通常は1〜2週間ほどで落ち着いてきますので、過度な心配は不要です。

体質によっては、傷跡に一時的な硬さや赤みが見られることもありますが、基本的には時間の経過とともに自然に改善していきます。

クリトリス包茎とは

クリトリス包茎術とは、陰核(クリトリス)を覆っている余分な「包皮」を切除する施術です。

多くの方が包皮によってクリトリスが包まれており、中には生まれつき皮膚が厚かったり、包皮が大きく発達していることでクリトリスがほとんど露出せず、埋もれたままになっている方もいます。

クリトリス包茎術で余分な皮膚を取り除くことで、清潔な状態を保ちやすくなるだけでなく、感度の向上や見た目の改善といったメリットも期待できます。

クリトリス包茎術がおすすめの方

クリトリス包茎術のメリット

においを改善し清潔感を向上

包皮のポケットの中は、恥垢(アカ)がたまりやすいため、においやかゆみの原因になることがあります。クリトリス包茎術によって余分な皮膚を切除することで、デリケートゾーンを清潔に保ちやすくなり、においの軽減や清潔感の向上が期待できます。

傷跡が目立ちにくい

クリトリス周辺は血流が豊富な部位であるため、傷の治りが比較的早く、術後の回復もスムーズに進みやすいとされています。そのため、施術跡が目立ちにくく、手術を受けたことが他人に気づかれにくい点はメリットのひとつといえるでしょう。

不感症の改善が期待できる

クリトリスが包皮に覆われた状態が続くと、外部からの刺激が届きにくくなり、感度の低下につながる場合があります。不要な皮膚を取り除き、包皮を適切な形状に整えることで、性行為時の感度が高まりやすくなり、不感症の改善が期待できます。

クリトリス包茎術のデメリット・リスク・副作用

包皮の切除範囲が適切でない場合、刺激に対して過敏になりすぎたり、逆に期待したほどの変化が得られなかったと感じることもあります。また、ごくまれに感染や出血、縫合部位のトラブルなどが起こる可能性もあるため、術後のケアを丁寧に行うことが大切です。

また、包皮が肥大している方の中には、副皮や小陰唇も同様に発達しているケースも見られます。そのため、見た目や不快感に対するお悩みが複合している場合は、副皮切除術や小陰唇縮小術をあわせて希望される方も少なくありません。

クリトリス包茎術のダウンタイム

術後は軽度の腫れや痛み、出血などが見られることもあるものの、通常は数日〜1週間ほどで落ち着くことがほとんどです。シャワーは翌日から可能ですが、湯船への入浴や性交渉、強い刺激を与える行為は1〜2週間ほど避けるようにしましょう。

また、縫合部分の回復を妨げないよう、締め付けの強い下着なども控えることが望ましいです。

乳輪縮小術とは

乳輪縮小術とは、生まれつき大きい乳輪や、出産・授乳によって広がってしまった乳輪の大きさを整える施術です。

乳輪の縮小は主に2つの方法で行われ、外周から切除する方法「外周法」と、乳頭に近い内側の部分を切除する方法「内周法」があります。どちらも一長一短があるため、ご希望の仕上がりや患者様の状態に応じて、適切な術式をご提案いたします。

乳輪縮小術がおすすめの方

術式の違いと傷跡の位置

外周法

外周法は、乳輪の外縁に沿って皮膚を切除し、全体を小さく縫い縮める方法です。広範囲の縮小に対応しやすいため、乳輪のサイズが大きく広がっている方におすすめの術式となります。

注意点として、対応範囲が広い分皮膚との境界線にある自然なグラデーションが失われやすい傾向にあり、術後の見た目がややシャープな印象になることもあります。

とはいえ、切除範囲をしっかり確保できるため、理想のサイズに近づけやすく、効果を実感しやすい点は大きなメリットです。

内周法

内周法は、乳頭に接する乳輪の内側部分を切除し、縫合によって乳輪全体を小さく整える方法です。外縁はそのまま残すため、乳輪と皮膚の境目にある自然なグラデーションが保たれやすく、術後の見た目が自然に仕上がりやすいのも特徴です。

傷跡が乳頭との境目に隠れるため、目立ちにくいというメリットはあるものの、切除できる範囲には限りがあり、大幅なサイズ調整には不向きとされています。そのため、自然な仕上がりを重視しつつ、比較的軽度の縮小を希望する方に適した術式です。

乳輪縮小術のメリット

豊胸施術との相性が良い

豊胸術やバストのボリュームアップを行う際、乳輪が大きいままだとバスト全体のバランスが崩れて見えることがあります。乳輪縮小術をあわせて行うことで、バスト全体の調和が取れ、より美しい見た目に整える効果が期待できます。

コンプレックスや産後の悩みが改善できる

授乳によって広がってしまった乳輪や、生まれつきのサイズ感に悩みを抱えている方にとって、乳輪縮小術は自信を取り戻すきっかけとなります。見た目に対する不安が軽減されることで、人前での服装やパートナーとの時間にも前向きになれる方が多くいらっしゃいます。

傷跡が小さく目立ちにくい

傷跡は乳頭の付け根や乳輪の縁など、色の境界線に沿って縫合されるため、時間の経過とともに目立ちにくくなるのがメリットのひとつです。術後しばらくは赤みが残るものの、時間の経過とともに周囲になじみ、自然な仕上がりが期待できます。

乳輪縮小術のデメリット・リスク・副作用

いずれの術式でも、術後しばらくは腫れや赤み、軽度の痛みは生じる場合があります。また、体質によっては一時的に色素沈着が残ったり、傷口が硬くなったりする場合もあるため、経過を見ながら適切なケアを行うことが大切です。

乳輪縮小術のダウンタイム

乳輪縮小術のダウンタイムは、平均して1〜2週間ほどです。痛みの感じ方や内出血の程度には個人差があるものの、多くの場合は1週間前後で徐々に落ち着いていきます。

また、術後は一時的にバストに張り感や違和感を覚えることもありますが、これらの症状も時間の経過とともにやわらいでいきます。

乳頭縮小術とは

乳頭縮小術とは、一部を切除して乳頭の高さや大きさを整える施術です。

切除の方法や範囲は、患者様が希望するサイズ感や仕上がりによって異なりますが、当院では将来的な授乳への影響にも配慮し、乳管を温存する方法を採用しております。

そのため、「将来子どもを産んだときに授乳できなくなるのでは」といった不安をお持ちの方も、安心して受けていただけます。

乳頭縮小術がおすすめの方

乳頭縮小術のメリット

乳管温存により将来的な授乳も安心

乳頭の中心から乳腺へ向かって放射状に広がる乳管を避けるように切除を行うことで、将来的な授乳機能に影響を与える心配はほとんどありません。「子どもができたときに授乳が心配」という方でも安心して受けていただけます。

目立ちにくい傷跡でバレにくい

傷跡は乳頭の根元など目立ちにくい位置にできるため、施術したことがバレにくいメリットもあります。また、術後の経過とともに傷跡が周囲の皮膚になじんでいくため、時間がたつほど目立ちにくくなります。

半永久的に整ったバストトップを維持

乳頭縮小術は、余分な組織を切除して形を整えるため、一度小さくした乳頭が元に戻ることは基本的にありません。加齢や体重の変化による影響も受けにくく、長期的にきれいな形を保ちやすいのが大きなメリットです。

乳頭縮小術のデメリット・リスク・副作用

乳頭縮小術は比較的リスクの少ない施術ですが、一時的に縫合部が硬く感じられたり、皮膚が突っ張るように感じたりする可能性があります。

また、当院では丁寧な縫合を心がけておりますが、乳頭の先端部分には凹凸が多く個人差も大きいため、仕上がりにわずかな左右差やいびつさが生じることもあります。

万が一、仕上がりが気になる場合には、突出した部分を切除して整えるなど、再調整による対応も可能です。

乳頭縮小術のダウンタイム

術後は、数日間ほど軽い腫れや赤み、ヒリつきを感じることもありますが、時間の経過とともに消失していきます。主なダウンタイム期間は1〜2週間程度が目安です。

当院では、感染予防や仕上がりを安定させるためにも、術後1週間ほどはガーゼや保護テープで患部の保護をしています。

乳頭は摩擦や刺激に敏感な部位のため、回復までは締め付けの少ない下着を着用し、患部への刺激を避けるよう心がけましょう。

陥没乳頭形成術とは

陥没乳頭形成術とは、乳輪内に引き込まれている乳頭を外側に引き出し、自然に突出した形に整える施術です。

陥没乳頭の多くは、乳管の発達不全や繊維組織の癒着によって乳頭が内側へ引き込まれてしまうことが原因とされています。見た目に影響するだけでなく、授乳時に赤ちゃんがうまく吸いつけないといった、機能的な問題を引き起こすこともあります。

陥没乳頭形成術は、コンプレックスの解消はもちろん、授乳トラブルの改善を期待できる施術です。

陥没乳頭形成術がおすすめの方

術式の違いと傷跡の位置

埋没法

埋没法では、乳頭の根元を数カ所切開し、内側に引き込まれている部分を外側に引き出して、適切な位置で縫い留めます。切開部分には小さな傷跡が残る場合もありますが、乳頭は血流が良く回復も早いため、大きく目立つ心配はほとんどありません。

また、再発予防のため乳頭にドーナツ状の器具を装着し、しばらく固定します。

切開法

切開法は、乳頭の内部に切り込みを入れ、内側に引き込まれている乳頭を外へ引き出して固定する方法です。施術の際は、乳管を傷つけないよう慎重に操作を行い、乳頭の形を整えながら丁寧に縫合していきます。

切開法はおもに中軽度~重度の陥没にも対応できるため、再発リスクが高い方や根本的に陥没を改善したい方に適しています。

陥没乳頭形成術のメリット

乳頭が突出することで授乳がしやすくなる

乳頭が陥没していると、赤ちゃんがうまく吸いきれず、授乳がスムーズにいかないケースもあります。陥没乳頭形成術によって乳頭がしっかりと外側に突出することで、赤ちゃんがしっかり吸いつけられるようになり、授乳がスムーズに行えるようになります。

衛生面を保てる

乳輪内に乳頭が引き込まれていると、恥垢(アカ)や皮脂がたまりやすくなり、炎症やかゆみの原因となる場合があります。乳頭を適度に突出させると、凹み部分が改善されるためお風呂でのケアも行いやすくなり、衛生面を保てるようになります。

場合によっては保険適応が可能

陥没乳頭形成術は、患者様の状態によっては健康保険が適用される可能性のある施術です。美容目的ではなく、授乳などの機能改善を目的とした手術で、40歳未満の方においては、将来的な妊娠・出産への配慮から適用が認められる場合もあります。

保険適応については患者様の状態をご確認してからの判断となりますので、気になる方は、まずはカウンセリングにてご相談ください。

陥没乳頭形成術のデメリット・リスク・副作用

施術後は、「腫れ」「内出血」「痛み」「むくみ」などは生じる可能性があるものの、一般的には数日で軽快します。ただし、切開法で施術を行った場合は、術後7日目に抜糸がございますので、当院へ来院いただく必要がございます。

また極めてまれではあるものの、重度の陥没や乳管の強い癒着がある場合には、乳管を一部処理する必要が生じることもあり、将来的な授乳に影響が出る可能性を完全には否定できません。

当院で施術を行う際は、できる限り乳頭を温存し、授乳希望への影響を最小限に抑えるよう心がけております。妊娠・出産を視野にいれている方や、授乳のご予定がある方は、あらかじめ医師にあらかじめその旨を医師にお伝えいただけますと、より適切なご提案が可能です。

陥没乳頭形成術のダウンタイム

陥没乳頭形成術のダウンタイムは1〜2週間が目安となります。乳頭の形状を固定するため、3日程度は固定器具を装着するため、医師の指示があるまでは可能な限り外さないようお願いいたします。

また、傷跡は乳頭に沿って切開するため、目立つような傷跡にはなりにくいです。術後の赤みや腫れはあるものの、比較的ダウンタイムが軽い施術となります。

モントゴメリー腺除去とは

モントゴメリー腺除去とは、乳輪や乳頭に見られる、プツプツとした不均一な突起を取り除く施術です。

本来モントゴメリー腺は、皮脂を分泌することで乳頭や乳首の乾燥を防ぎ保護する役割があります。とはいえ、モントゴメリー腺の形状や数は個人差が大きく、中には「プツプツがあって恥ずかしい」と悩む方も多いです。

モントゴメリー腺除去では、気になる突起をひとつずつ丁寧に除去することで、乳輪の表面をなめらかに整えることが可能です。

モントゴメリー腺除去がおすすめの方

モントゴメリー腺除去のメリット

乳輪の見た目がなめらかに整う

乳頭や乳輪周りにあるモントゴメリー腺を取り除くことで、輪郭がなめらかな形状に整います。また「乳輪の凹凸がコンプレックスだった」といったお悩みを抱える方にとっては、見た目の改善につながり、自信を持ちやすくなるのも大きなメリットです。

再発しにくい

一度取ったモントゴメリー腺は、基本的に再生しないため、長期間美しい仕上がりを保つことが期待できます。再発のリスクが少ない分、施術後のメンテナンスも不要です。

肌トラブルが生じにくくなる

モントゴメリー腺は皮脂腺の一種であるため、数が多かったり発達していたりすると、皮脂分泌が過剰になり、乳輪周辺に吹き出物や炎症が起こりやすくなることもあります。モントゴメリー腺を除去することで皮脂の分泌バランスが整い、肌トラブルの予防が期待できます。

モントゴメリー腺除去のデメリット・リスク・副作用

モントゴメリー腺を除去した部分に、白っぽく色素が抜けたような痕(白抜け)が残ることもあります。体質によって現れるものなので色味の抜け方に個人差はありますが、時間とともに目立ちにくくなるケースがほとんどです。

また、モントゴメリー腺は皮脂を分泌し、授乳時に赤ちゃんを乳頭へ導く役割があるともいわれています。しかし、除去によって授乳機能に悪影響が出ることはなく、赤ちゃんは乳輪の色や形でも認識できるため、基本的に授乳に支障が生じる心配はありません。

モントゴメリー腺除去のダウンタイム

モントゴメリー腺除去のダウンタイムは、おおよそ1週間程度が目安です。施術後は出血しやすい状態になるため、処置部位には防水テープを貼って保護していただきます。シャワーは当日もしくは翌日から可能ですが、患部を濡らさないようご注意ください。

また、抜糸が必要な場合は1〜2週間後に行います。腫れや赤みが出ることもありますが、多くは数日〜1週間程度で落ち着いていきます。

婦人科形成の施術の流れ

Step1.カウンセリング

患者様のお悩みを丁寧におうかがいしたうえで、適切な施術をご提案いたします。デリケートなお悩みだからこそ、話しにくいと感じることもあるかもしれませんが、プライバシーに配慮した環境で医師が丁寧に対応いたしますので、安心してご相談ください。

Step2.デザイン

ご希望の仕上がりにあわせて、切除範囲や形などのデザインを医師と一緒に決めていきます。左右差や形状のバランスも考慮し、自然な仕上がりとなるようシミュレーションを重ね、患者様にご納得いただいてから施術にはいります。

Step3.施術

施術は、基本的に局所麻酔を使用して行います。麻酔がしっかり効いた状態で処置を進めるため、術中に強い痛みを感じる心配はほとんどありません。

Step4.アフターケア

施術後は、患部の状態を確認したうえで、必要に応じて内服薬や塗り薬を処方いたします。また、自宅でのケア方法や注意点についてもわかりやすくご説明いたしますので、ご不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。