涙袋のヒアルロン酸注入とは?
涙袋のヒアルロン酸注入は、目元の印象を柔らかくし、若々しさや愛らしさを演出するための美容施術です。目の下の皮膚と眼球の間に位置する涙袋に、ヒアルロン酸を注入して自然なふくらみを形成します。ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であり、水分を保持する性質を持つため、注入後はふっくらとした質感が得られます。
涙袋のヒアルロン酸注入がおすすめな方
- 目元を大きく、立体的に見せたい方
- 優しく、可愛らしい印象の目元を目指したい方
- 毎日の涙袋メイクに時間をかけている方
- 目の下のクマや小じわが気になる方
- ナチュラルで若々しい目元を手に入れたい方
涙袋のヒアルロン酸注入のメリット

目の下のクマや小じわ、たるみをカバーできる
涙袋にヒアルロン酸を注入することで、目の下の凹みがなだらかになり、クマや小じわが目立ちにくくなります。疲れて見えがちな目元をふっくら整え、明るく健康的な表情に変える効果が期待できます。見た目を若く見せたい方にとって、非常に有効なアプローチです。
短時間の施術でダウンタイムがほとんどない
施術は10〜15分ほどで完了し、腫れや内出血も最小限に抑えられるため、忙しい方でも気軽に受けることができます。翌日から通常の生活に戻れるケースが多く、特別な休暇を取る必要もありません。スケジュールをあまり気にせず施術できる点も、大きなメリットです。
仕上がりが自然で修正も可能
ヒアルロン酸は体内にも存在する成分を使用しているため、注入後のなじみが良く、自然なふくらみを実現できます。また、もし仕上がりに違和感がある場合でも、溶解剤を使った修正が可能なため、万が一の時も安心です。初めて涙袋形成を試してみたい方でも、リスクを最小限に抑えた施術が受けられます。
涙袋に注入するヒアルロン酸の種類
ジュビダームビスタ®ボルベラXC

ジュビダームビスタ®ボルベラXCは涙袋の形成や目元の注入などにおすすめの製剤です。
ジュビダーム ボルベラXCは、ジュビダームシリーズの中でも特に柔らかい性質を持ち、皮膚が薄いデリケートな部位にも適しています。
ジュビダームビスタ®ウルトラXC

ジュビダームビスタ®ウルトラXCはヒアルロン酸分子同士をしっかりと結びつける、「HYLACROSS(ハイラクロス)技術」によって製造されています。ヒアルロン酸の分子が均一に整っているため、注入後はなめらかで自然な仕上がりになるのが特徴です。
ニューラミス
ニューラミスは、KFDA(韓国食品薬品安全庁)の許可を得ているヒアルロン酸製剤です。
下記の3種類があり、悩みや部位に合わせて選択できます。
①ニューラミスライト:比較的軽度の治療
②ニューラミス:中程度の治療
③ニューラミスディープ:形成等の治療
涙袋のヒアルロン酸注射にはニューラミスライトが使用されることが多く、ナチュラルな仕上がりになるのが特徴です。
涙袋のヒアルロン酸注入のリスク・副作用
赤み・腫れ・内出血
施術後、一時的に注入部位に赤みや腫れ、軽い内出血が起こることがあります。これらの症状は通常数日から1週間ほどで自然に治まりますが、体質によってはやや長引く場合もあります。ほとんどの場合、メイクでカバーできる程度の軽いものです。
痛み・違和感
施術直後に軽い痛みや、異物感を感じることがあります。これらも通常は時間とともに軽減し、数日以内に気にならなくなるケースがほとんどです。ただし、強い痛みや違和感が続く場合には、早めにご相談ください。
しこり・凹凸
注入部位にしこりや凹凸ができることがあります。過剰な量を一箇所に注入した場合や、浅い層に注入された場合に起こりやすいですが、自然に改善するケースも多いです。気になる場合には、修正治療を行うことが可能です。
チンダル現象
ヒアルロン酸が皮膚の浅い層に注入された場合、青白く透けて見える「チンダル現象」が起こることがあります。特に皮膚が薄い涙袋周辺では注意が必要ですが、正しい注入技術でリスクを大きく低減することが可能です。
涙袋のヒアルロン酸注入の流れ
Step1. カウンセリング
まず、医師とのカウンセリングを行います。患者様のご希望や理想の涙袋のイメージを詳しく伺い、目元の状態や骨格を確認しながら、使用するヒアルロン酸製剤や注入ポイントを決定します。施術内容、注意点、リスクについても丁寧にご説明します。
Step2. 施術準備
目元のメイクを落とし、消毒を行います。必要に応じて、痛みを軽減するための表面麻酔クリームを使用し、リラックスして施術を受けていただけるよう準備を整えます。
Step3. ヒアルロン酸注入
極細の針またはカニューレを使用して、デザインに沿って慎重にヒアルロン酸を注入します。左右のバランスや仕上がりを確認しながら、自然なふくらみを目指して丁寧に施術を進めます。施術時間は10〜20分程度です。
Step4. 施術後の確認とアフターケア
施術終了後、目元の腫れや内出血を抑えるために軽く冷却を行います。その後、鏡で仕上がりをご確認いただき、問題がなければ終了となります。施術後の注意事項についても、詳しくご説明します。
料金
ヒアルロン酸アラガン社製
ジュビダームビスタボルベラ(JUVEDERMFillerSeries)1cc | ¥80,000 |
ジュビダームビスタボリフト1cc | ¥80,000 |
ジュビダームビスタボリューマ1cc | ¥80,000 |
ジュビダームビスタボラックス1cc | ¥90,000 |
ジュビダームビスタボライト1cc | ¥60,000 |
マイクロカニューレ(部位によっては必須) | ¥3,300 |
ヒアルロン酸 溶解注射(自院1箇所) | ¥22,000 |
ヒアルロン酸 溶解注射(他院1箇所) | ¥33,000 |
ヒアルロン酸 韓国製
ニューラミス(ボリューム/ディープ/ライト)1cc | ¥45,000 |
イボアール1cc | ¥69,800 |
クレヴィエルコントア1cc | ¥45,000 |
Fineha Ultra(ピネハウルトラ)1cc | ¥79,800 |
マイクロカニューレ
1回 | ¥3,300 |
よくある質問
涙袋のヒアルロン酸注入後、メイクはいつからできますか?
施術当日からメイクは可能ですが、注入部位を強く擦ったり押したりすることは避けてください。アイメイクを行う際は、優しくブラシやスポンジを当て、クレンジング時も丁寧に行うことが大切です。施術後2~3日は特に注意が必要で、濃いアイメイクよりもナチュラルメイクをおすすめしています。腫れや内出血がある場合は、コンシーラーで軽くカバーしていただけます。
涙袋メイクと比べて、どのような違いがありますか?
涙袋メイクは毎日時間をかけて描く必要がありますが、ヒアルロン酸注入なら朝のメイク時間を大幅に短縮できます。また、メイクが崩れる心配がなく、汗をかいても泣いても美しい涙袋をキープできます。メイクでは表現しきれない立体感や自然なふくらみを実現でき、すっぴんでも魅力的な目元を維持できるのが大きな違いです。ただし、効果は永続的ではないため、定期的なメンテナンスが必要になります。
涙袋が不自然に大きくなりすぎることはありませんか?
当院では患者様の骨格や目の形に合わせて、自然で美しい涙袋をデザインします。過度に大きな涙袋は不自然な印象を与えるため、適切な量を慎重に注入することを心がけています。また、段階的に理想の形に近づけるため、初回は控えめに注入し、必要に応じて追加注入を行うことも可能です。万が一仕上がりにご満足いただけない場合は、溶解剤による修正も行えるため安心です。
涙袋注入で目が小さく見えることはありますか?
適切に施術を行えば、涙袋注入によって目が小さく見えることはありません。むしろ、ふっくらとした涙袋により目元に立体感が生まれ、目を大きく見せる効果が期待できます。ただし、注入量が多すぎたり、位置が適切でない場合は目元が重い印象になる可能性があります。そのため、経験豊富な医師による精密なデザインと適切な注入技術が重要になります。事前のカウンセリングで理想のイメージをしっかりと共有いたします。
どの年代の方に適した施術ですか?
涙袋のヒアルロン酸注入は、20代から60代まで幅広い年代の方に適しています。若い方は可愛らしさや目元の印象アップを目的とし、30代以降の方は目元のエイジングサインのカバーや若々しさの維持を目的とされることが多いです。年齢に応じて適切な注入量やデザインを調整し、自然で美しい仕上がりを実現します。ただし、重度の眼瞼下垂がある方や妊娠・授乳中の方は施術をお控えいただいています。
注入後に違和感や異物感はありますか?
施術直後は軽い違和感や異物感を感じることがありますが、これは正常な反応です。通常は2~3日で慣れ、1週間程度で気にならなくなります。ヒアルロン酸は体内に存在する成分のため、時間とともに自然になじんでいきます。しかし、強い違和感が長期間続く場合や、日常生活に支障をきたすような症状がある場合は、早めにご相談ください。適切な対処により改善することが可能です。
左右のバランスが気になった場合の対応はどうなりますか?
施術後に左右のバランスに差が生じた場合は、2週間程度経過を見てから追加注入や微調整を行うことができます。腫れが完全に引いた状態で最終的な仕上がりを確認し、必要に応じて片側に少量追加したり、形を整える修正を行います。また、大幅な修正が必要な場合は、溶解剤を使用して一度リセットしてから再度注入することも可能です。患者様にご満足いただけるまで、責任を持って対応いたします。
コンタクトレンズの装着に影響はありますか?
施術当日はコンタクトレンズの装着を控えていただき、翌日以降から通常通り使用していただけます。ソフトコンタクトレンズの場合は比較的早期から使用可能ですが、ハードコンタクトレンズの場合は少し様子を見てからの装着をおすすめしています。装着時に違和感や痛みがある場合は無理をせず、眼鏡で過ごしていただくか、当院にご相談ください。涙袋の腫れが完全に引けば、コンタクトレンズの使用に支障はありません。
涙袋注入後のアフターケアで気をつけることはありますか?
施術後は注入部位を強く押したり揉んだりすることを避け、洗顔時も優しく行ってください。また、施術当日は長時間の入浴や激しい運動、飲酒など血行が良くなる行為は控えめにしましょう。アイマスクやうつ伏せ寝なども、注入部位への圧迫を避けるため数日間は注意が必要です。冷やしすぎも血行を悪くするため、軽いクーリング程度に留めてください。気になる症状があれば、遠慮なくご連絡ください。
他の目元の施術と同時に受けることはできますか?
多くの場合、他の目元施術との同時施術が可能です。ボトックス注射やレーザー治療、他部位のヒアルロン酸注入などと組み合わせることで、より総合的な目元の改善効果が期待できます。ただし、施術の組み合わせによっては腫れが長引いたり、効果が干渉し合う可能性があるため、事前に詳しい相談が必要です。患者様のご希望と安全性を考慮して、最適な施術プランをご提案いたします。同時施術により効率的に理想の目元を実現できます。